小憎らしい最後の転校生悠の沖縄への転校が決まったのは…沖縄に引越しする三ヶ月前?のことでした。 当時は、東京の吉祥寺近辺に住んでいて、 しばらくは、引越ししない!と聞かされていたから… かなりショックでした。 当時の悠は、自分が、関東人だと信じていたから。 関東こそ、居心地がよくて、暮らしやすい場所だと思っていた。 …それは、自分の稼ぎもない、親の庇護下に甘んじるしかなかった、 悠が想像できる精一杯でした。 東京での生活は楽しかった。 札幌に住んでいた時よりも、たくさん友達ができたし…。 自分とど同年齢の友達もできたから。 (悠が札幌で通っていた学校は、本当に小さくて… 何かとイライラを感じていました。 ワガママを聞いてくれる、両親以外の相手 (=知人のオジサマ、オバサマ方)には困らなかった。 (それは今もかも?!) ”これが、最後になるかも知れないから…”と、 両親が申し込んでくれたスキー合宿。 とっても楽しかった。沖縄に引っ越す3日前の雪山がウソみたいで。 でも、おかげで、引越し当日から悠は慣れない場所で病院通いをはじねました。 |